2010年9月27日月曜日

1つでも他社よりも「強い」部分を作って行きたい―ガーラジャパンインタビュー

「RAPPELZ」「英雄の城」の運営を行い、カジュアルファンタジーMMORPG「IRIS ONLINE」の CBT を目前に控えた株式会社ガーラジャパン。今回株式会社ガーラジャパンがどのような会社なのか、また、CBT(クローズドβテスト)目前の「IRIS ONLINE」についてお話を伺う事ができたので紹介しよう。

【画像が掲載された記事】

S(Sgame):株式会社ガーラジャパンがどんな会社なのか教えてください。

ガーラグループは、「Gala-Net Inc.」というアメリカを拠点とした会社、「Gala Japan」という日本を拠点とした会社、「AEONSOFT Inc.」「nFlavor Corp.」という韓国の開発会社(合併予定)、オンラインゲームとは別の事業を行っている「Gala-Web Inc.」「Gala Buzz」という国内グループ会社、「Gala Networks Europe Ltd」というヨーロッパに拠点をもつ会社で組織されており、各国々で「gPotato」というポータルサイトを運営しております。

ガーラジャパンでは「RAPPELZ」「英雄の城」の2タイトルを運営しており、今後「IRIS ONLINE」「Flyff online」「iL:Soulbringer」といったタイトルを準備しております。

S:各国々で色々なタイトルを扱っているようですね。

そうですね。共通のタイトルももちろんあるのですが、基本的に「その国に合ったタイトルをその国でやる」といった方針なので、必ずしもアメリカで扱ったタイトルを日本でやらなければいけないという決まりはなく、それぞれのチームで評価し判断していくといったスタンスをとっています。そのため、アメリカでは扱っているタイトルでも日本では別の運営会社が運営しているという事もあり、またその逆もありますね。

S:自社開発を行っていますが、自社の開発したタイトルであってもその国によって運営しないと判断された場合はその国では運営されない場合もあるのでしょうか。

もちろんあります(笑)。ヨーロッパで運営している「STREET GEARS」はアメリカでは運営しておりませんし、それは自社タイトルでも例外ではないですね。

S:株式会社ガーラジャパンの特色はどういった所でしょうか。

他のゲーム運営会社と一番違う点は「グローバルネットワーク」だと思います。他の会社さんですと割と韓国?日本で成功して海外に進出していくケースが多いと思いますが、ガーラグループの場合は反対にアメリカ?ヨーロッパで成功しており、特にヨーロッパでは一番手のゲームポータルサイトとして認知されているので、そういう「海外のネットワークが強い」という部分がライセンス獲得においても強みになっていると思います。

S:ゲームポータルを運営していく上でのモットーや大事にしている事はどんな所でしょうか。

やはり日本ですとハンゲームジャパンさんですとか元々強いゲーム運営事業者さんがいて、ガーラジャパンは割と後発になりタイトル数も少ない状態ですので、いきなり「N0.1になりましょう!」と言ってもなかなか難しいというのが現状です。なので1つでも他社よりも「強い」部分を作って行こうという目標を持っています。全てにおいて他社に勝ることができなくても、小さなパーツパーツで他社よりも良いサービスをユーザーさんに提供していきたい。という気持ちを社員全員で共有し、会社として目指しています。

S:「RAPPELZ」「IRIS ONLINE」「Flyff online」と MMORPG の運営が多いですが、今後違ったジャンル、例えばスポーツゲームであったりレーシングゲームであったりを扱うといった考えはありますか?

もちろんどのゲームが当たるかというのは一種の賭けみたいなもので明確にはわかりませんが、数あるタイトルの中でも継続して支持していただけるタイトルというのは限られていると思っています。そのため、例えばものすごくいいスポーツゲームやレーシングゲームが出てくれば分かりませんが、直近では考えてはいません。

日本ですとどうしてもコンシューマゲームと比較される部分があり、やはりオンラインはオンラインらしいゲームが適しているのではと今のところは思っています。

S:公式サイトから3月末日でモバイルから撤退という記事を拝見させて頂いたのですが。

元々「flyff online モバイル」という「携帯で MMORPG」というのを目指して約2年やっていたのですが、なかなか携帯で PC のように色々な事をやるというのが難しく、やれる事もあまりにも少なすぎたのでいったん整理をさせていただき、PC 事業の方に集中しようという事になりました。機会があればスマートフォンですとか携帯市場も変わりつつある中でもあるので、今後 PC と変わらないような環境であればまた是非チャレンジしてみたいとは思っています。

S:今年の方針、また会社としての今後の方針についてお聞かせください。

今決まっているタイトルですと「IRIS ONLINE」その次に自社開発タイトルである「iL:Soulbringer」が今年中のリリースを目指している状態です。そのため今年は新作に力を入れて行きたいとは思っています。かといって既存のタイトルももちろんそうですが、「Flyff online」の運営も移管されるので「Gポテト」に運営が変わって良かったと言われるように、こちらにも力を注いでいきたいと考えています。

また、ガーラグループとして「世界No.1のグローバル オンライン コミュニティ カンパニー」というのを目標としているので、日本としては日本一にならなければならない!とビジョンは大きくもっています。しかし、日本の中で今はまだ小さな会社ですので、少しでもユーザーさんに愛されるような会社に、安心して遊べるサイトと言われるようにしていきたいというのが目標ですね。

● IRIS ONLINE

S:「IRIS ONLINE」について簡単に説明をお願いします。

IRIS ONLINE は「タロットカード」をモチーフとしたカジュアルファンタジー MMORPG です。幻想的な雰囲気、世界観を表現しているのが特徴の一つとしてあり、それがカジュアルファンタジー MMORPG の中でも他のゲームとの違いであると言えると思います。

「IRIS ONLINE」の大きな特徴である「タロットカード」についてですが、「タロットカード」の中でも「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカードを使用して、自分ではなく周りのプレイヤーに対して「占い」ができる物です。“カードを集めて自身のキャラクターを強化していく”のではなく“周りのキャラクターを強くしてあげる”という「プレイヤーとプレイヤーの結びつきを強くする」ようなシステムになっています。

S:さまざまな特徴を持っている「IRIS ONLINE」ですが、ここに注目して欲しいといった部分はありますか?

ゲーム性や世界観等ももちろん楽しんでいただきたい部分ではありますが、注目して欲しい部分というと「テーマダンジョン」ですね。「テーマダンジョン」はテーマによって中身が違うものになっていて、“「IRIS ONLINE」ではない別のゲームに来た”ような感じを受けるほどモンスターも雰囲気も全く違った物になっています。そのため、世界を回ってさまざまな「テーマダンジョン」に入り新しい発見を楽しんで頂きたいですね。

記事提供:MMORPG 総合サイト Sgame

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