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あのリバーヒルソフトの名作がNDSへ
殺人倶楽部DSは,往年のPCゲーマーならその名を聞いただけでも懐かしさを覚えるであろう,リバーヒルソフトから1986年に発売されたPC-9801用のミステリアドベンチャー,「殺人倶楽部」(マーダークラブ)をリメイクした作品(そうか,その名を知らないどころか,まだ生まれていなかった4Gamer読者も多いのだろうなあ)。同社作品の版権を持つアルティの監修の下,fonfunから発売されたものだ(関連記事)。
このPC-9801版殺人倶楽部は,J.B.ハロルドシリーズの第1作で,「マンハッタンレクイエム」「殺意の接吻」などにつながる作品。そのハードボイルドタッチのストーリー展開やグラフィックスで当時のゲームファンを魅了し,これまで,
携帯電話を含むさまざまなプラットフォームに移植されている。
ちなみに,レトロゲーム配信サイト「プロジェクトEGG」では,PC-9801版とX68000版(殺人倶楽部DX)が提供されている。
プレイヤーは「J.B.ハロルド」という名の刑事となり,リバティタウンで起きた「ビル?ロビンズ殺人事件」の真相を解明すべく,関係者への聞き込みや証拠探しに奔走するのである。がんばろう!
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奇をてらわずにリメイクしつつ,より遊びやすいゲームに
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ストーリーは,リバティタウンにあるハウリントンカレッジで,ロビンズ商会の社長ビル?ロビンズの死体が発見されるところからスタート。プレイヤーは,先輩刑事のジャドからこの事件の捜査を引き継いだJ.B.ハロルドとなり,真相究明を目指すのだ。
かなりのやり手として知られていた被害者なので,当初は怨恨による殺人かと思われたが,丹念に捜査を重ねるにつれ,物語は意外な方向へ展開していく。ネタばれになってしまうので詳しく書くことは控えるが,大まかにいうとこんな感じだ。
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ゲームの流れを説明しよう。
事件の関係者に話を聞いたり,過去の事件の報告書に目を通したりすることで,足を運べる場所や話を聞ける相手が増えていく。ある人物に対する容疑が固まれば,検事から家宅捜査の許可が得られる。家宅捜査で重要な証拠を発見したら,鑑識に回して分析しよう。十分な証拠が揃ったら,逮捕して取調べを行える。証拠を突きつけて追い込むことで,新たな事実が判明することもあるはずだ。
ゲームのメインとなるのは,なんといっても聞き込み。状況が変化するにつれ,同じ質問に対する答えが変わったり,質問できる項目が増えたりする。情報を得るためには,さまざまな場所に足を運び,何度も聞き込みをすることが重要なのだ。
上で述べたように,基本的に殺人倶楽部DSは,PC-9801版のゲームシステムを踏襲したものとなっているが,NDSならではの要素もいくつか盛り込まれている。
その一つがマップの移動。下画面(タッチスクリーン)をタップしたまま動かすことでマップをスクロールしたり,行きたい場所にスピーディに移動したりできるようになっている。あちこちに移動しながら情報を集めることがメインとなるので,タッチペンを使ってサクサク進められるのは快適だ。
そのほか,ゲームの進め方を教えてくれるチュートリアル「キャサリンの手紙」,先輩刑事ジャドからヒントをもらえる「ジャドの手紙」といった,この手のゲームにあまり馴染みがない人にとって手助けとなる機能も用意されている。
また,X68000版殺人倶楽部DXに追加された人物相関図も盛り込まれており,捜査を進めるにつれて自動的に図が埋められていく。ゲーム中に呼び出すことで下画面に表示されるので,思考を中断せずに情報を確認可能だ。このあたりは,二つの画面を持つNDSの特性をうまく利用しているといえるだろう。
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殺人倶楽部DSの見どころはココ!
本作の見どころ
引用元:FF11 RMT